5月19日（金）に開催した「TULLY’s Live おととえほんのおくりもの」無事に終了しました！

少し前まで肌寒かったことが嘘のように春らしく暖かいお天気の中、光がたくさん入るタリーズコーヒーちえりあ店の店内で、とても気持ちよくお話＆演奏させていただきました。

コーヒーや軽食を楽しみながら絵本や雑誌、図書館の本も閲覧できる同店。開演前にはコーヒーやデザートを楽しまれるお客様もいて、TULLY’sちえりあ店ならではの素敵な会になりました。

きょうはベビーカーがズラリと並び、0歳から3歳くらいまでの子どもたちがたくさん来てくれました。「絵本選び」に1番厳しい目を持っているのは実は彼らくらいの年齢の子どもたちかもしれません。興味がある・ないをはっきりと素直に示してくれる子どもたちを振り向かせるには、魔法のような魅力を持った絵本ではなくてはいけないし、読み聞かせも指差しを多くしたり、よくコミュニケーションを取りながら進めなくてはいけません。

そういう意味で、きょうは子どもたちが本当に素晴らしいお客さんになってくれました。それぞれの興味に合わせてじーーっと絵本を聞いてくれたり、一緒に歌ってくれたり、ピアノの演奏が始まるとピタリと静かになったり。またまた子どもたちの感性に感動しつつ、興味が持てない部分に関しても素直な反応を見せてくれて、わたし自身「なるほど。」と勉強をさせてもらった気分です。

印象的だったことは、最初「ぼく音楽嫌いーー！！」と言っていた男の子が、演奏が始まった途端に表情が変わり、真剣な眼差しで絵本を聞いたり、身体を揺らして楽しんでくれたこと。きょうの40分はほんのささやかな時間だったと思いますが、今回の経験を通して「音楽ってきれいだなぁ」という想いを少しでも持ってくれたら、本当に嬉しく思います。

今回のイベントでは絵本を読む子どもたちに夢や希望を届けることを目的に2003年から始まった「タリーズピクチャーブックアワード」とコラボしました（絵本の売り上げの一部は途上国の子どもたちへの教育支援に寄付されます。）。今年度のアワード受賞作の中から2冊を読み聞かせ。ショパンやジョップリンなど有名なクラシックに合わせ、紙芝居形式で読ませていただきました。

子どもたちと絵本を楽しみながら、TULLY’sコーヒーの社会貢献活動を紹介できたことはとても意義深いことでした。年齢層がもう少し高い時には、社会課題に興味を持ってもらえるようにお話する時間があってもいいのかもしれません。今後もこうしたコラボレーションはぜひ続けていきたいと思います。

参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。子どもたちのいろいろな表情を励みに、また次の準備に取りかかりたいと思います！