5月27日（土）に開催したAGT×enets 「おととえほんのおくりもの〜五感で感じる春〜」は71名のお客さまにご来場いただき、無事に終了しました！

当日はあいにくの雨のお天気で、開演前には本格的なザーザー降り！！「みなさん外に出れるんだろうか…」と不安になるほどの雨でしたが、開演前には会場に子どもたちの元気な声があふれて一安心。私たちにとって初めての自主企画でしたが、たくさんの友人や知人にその第一歩を見守ってもらうことが出来ました。

「無農薬米」の米屋と「キレイ」がテーマの自然食カフェAGT(あじと）は、凛とした佇まいの一戸建て。子連れにも大人気のカフェレストランです。木の温もりがあふれる店内で、美しい新緑を背景に演奏＆お話しすることができました。

春の絵本、春の音楽、春のランチボックス。開演前には桜の花びらが浮いたお水が配られて…「五感で春を感じてもらおう！」というコンセプトで練り上げた40分間でした。

イベントを重ねてきて「おもしろいなぁ」と感じるのは、会場によって同じ絵本でも反応が違うこと。今回は言葉遊びのフレーズが満載の「おやおやおやさい」という絵本が好評でした。これまでの会場とは違い、読んでいる最中にクスクスと笑い声が漏れて、大人も子どもも笑顔。読んでいるわたしも楽しくなって「クシコスポスト」の軽快な音楽に合わせて本当に楽しく読み切ることができました。

こんな風に子どもたちの素直な反応や喜びが飛んできて、それを受け取りながら読めるのが、読み聞かせの醍醐味なのかもしれません。

今回は石黒のピアノに対する集中力もとても高く、石黒の独奏をじっくり聴いている子どもたちがたくさんいました。ピアノを習っている子どもたちもたくさん来場してくれましたが、本格的なクラシックを聴いて「あんな風にかっこよく弾けるようになりたい！」と感じるきっかけになってくれたら嬉しく思います。

子どもは大人の緊張感にとても敏感だし、短い言葉の絵本こそ「行間」に想いを込めなくては伝わりません。子どもたちの顔をゆったりと見る余裕を持ち、その素直な反応に呼応しながら、子どもの心に届く読み聞かせができる「伝え手」になりたいと強く思っています。春のイベントを３つ終えて、これからは夏のプログラム！石黒とともに切磋琢磨しながら、活動をつづけていきたいと思います。

足下が悪い中、会場に足を運んでくださったみなさん本当にありがとうございました。AGT marchéと同時開催のイベントをまた企画する予定です。ぜひまた遊びにいらしてください♪

報告：enets 谷岡 碧